はじめまして株式会社アイスリィー代表の伊藤と申します。

これまでかつら一筋ということですが、かつら関係の仕事をして何年になりますか？

大手かつら会社2社にお世話になり、退社後弊社創業をへて今年でちょうど30年になります。余談ですが、東京ディズニーランドの開園と同じ年に就職したのでテレビでディズニーの何周年たつと聞くともう30年経ったんだなーと実感する今日この頃です。

現在は代表でいらっしゃいますが、サラリーマン時代の主な仕事はどんな内容でしたか？

日本におけるかつらの2大ブランドと言われている二社に就職し、たくさんの事を学び経験させて頂きました。
入社当初はスタイリストとして何千人ものお客様と接し「技術」「接客」の大切さを学びました。
入社５年目から現場の店長、ブロック長の経験もさせていただき管理職の大変さも経験しました。又、教育研修部（技術部）というスタイリスト育成の責任者も経験し、技術者育成の難しさも学びました。

そんな中で一番印象に残っている仕事はどんな仕事でしたか？

やはり教育研修部での商品開発後の検証でしたね。
開発後の「使用感」「耐久性」「軽さ」「自然感」など様々な検証とスタイリストとしての意見が求められる重要なセクションです。仕事に商品開発は欠かせません。
なぜなら「技術」と「開発」は切っても切れない関係であり「メーカー」で最もこだわらなくてはいけない仕事に携わり日々検証の毎日でした。都度、工場に何度も視察に行き生産ラインの方々と意見交換をし、現場とのブレがないかに注力を注ぎ製品を完成させる、自分にとっていい経験が出来ました。

そんなサラリーマン経験を経て、会社を設立されますが、設立の際こだわった部分はなんですか？

自分の性分で1つのプロジェクトを任されたとき１から１０まで全てやらないと気が済まない性格なんです。
大きな企業にいると持ち回りで仕事が振り分けられどうしても納得できない部分がありました。
例えば、、製品の完成発表時にスタイリストや、お客様の要望や意見が反映されていないと思ったことがよくあったんです。
その経験を基に弊社では必ず製品の企画から作成、納品まで人任せではなく自分で管理しています。
その結果、製品のブレが軽減し、より良い製品を開発する事が出来るようになりました。

最後に、企業理念に込められた想いを教えてください。

大手で培ったクオリティーの高い製品を追求し、お客様一人ひとりに合う製品を提供する。
メーカーとしての向上を図る努力を怠らないという精神は重要だと思います。
弊社も小規模の会社ですが製品の研究に１番重きを置いております。
弊社の経営理念「こころと技術で満足を届ける」の考えは商品開発から技術、接客まで全て「こころ」を入れて作成しています。
お客様に満足を届けたい、その一心で独立から６年歩んでまいりました。
これからも商品向上に邁進し良いものを低価格で提供できるよう努力していきたいと思います。